Okillsは2010年にベネズエラの首都カラカスで結成され、現在はメキシコシティに拠点を置くオルタナティブ・ロック・バンド。
彼らはこの「引っ越し」についてさらっと語っているが、生活すらままならないベネズエラの現況を思うと、なかなかに複雑な問題である。
ところで、スペイン語を知らなくとも「アミーゴ!」という言葉だけは知っている、という人は多いのではなかろうか。
そう、「友だち」という意味。まさにその「アミーゴ」が曲名である。
なのに、この昭和歌謡感は一体…
サビの下がってまた上がるオブリガートとか、なぜかものすごくハロプロを感じる。
さらに素晴らしすぎるのは歌詞である。もうこのまま男性版ハロプロになるのではというほど、実に昭和歌謡的なのだ。
まず、1番の概要はこんな感じ。
<調子はどうだい 僕らの関係が終わってから君は絶好調だって聞いたよ お金があっておしゃべり上手な人と出会ったんだってね ギターなんか弾いてないでディナーに連れてってくれるそうじゃないか>
<それに比べて僕はどうだろう もう君の顔も体も、香りも忘れちゃったよ>
そしてサビを挟んでの2番はこうだ。
<調子はどうだい 新しい関係が終わって君は最悪な状態だって聞いたよ 彼とはたった一か月で終わったんだってね 今は僕が恋しくて戻りたいなんて言ってくれるそうじゃないか>
<いやいやいや 僕は同じ間違いを犯すほどバカじゃないのさ>
男目線にしては妙にねちっこく復讐めいて、非常に好みである。
そしてとどめのサビがこちら。
<君と一緒の時は全部が悪い方向に行ったよね もし真実を知りたくなかったらごめんよ でも僕らはただの友だち それ以上の何物でもない たとえそれが辛くてもね>
MVの特に後半からはひたすらメンバーがふざけているだけに見えるが、何人かは耐えかねて笑ってしまっているのが何ともグダグダ。
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