DJDD's FANTASTIC TUBE SHOW

クソDDのライト音楽ヲタが"make my day"な曲を好き放題語る

政治論争POP【As The World Caves In/Matt Maltese】(2017)

音楽の新しい潮流を生み出す場として評判の英サウスロンドン出身のシンガー・ソングライターMatt Maltese(マット・マルチーズ)。 

アルバムデビュー作『Bad Contestant』のリードシングルであるこちらは、BEATLESからの流れを感じさせる、レトロな中にパラノイア的な激しさが顔を覗かせる一曲である。

この曲については興味深いインタビュー記事があるが、それによると「トランプ大統領とメイ首相が地球最後の日を一緒に過ごすなら」というアイディアから着想を得たらしい。

きっと彼らはホワイトハウスの「赤いボタン(核ミサイル発射ボタンと噂されている)」を押したあと、〇〇な〇〇〇に励むだろう…と。

気色悪さが尋常ではない(褒めている)。

歌詞もそのストーリーに沿って「最後の夜」を歌う内容。

後半に進むにつれて妄想味を帯びてきて、幻想的なサウンドの中で魂の抜けたような人々が踊っている。

折しもこの曲が発表された2017年の英国はBrexit(EUからの離脱)議論で大いに揺れていた。

そのような中で彼はメイ首相の手腕にトランプ大統領的な強引さを、あるいは米国への擦り寄りのようなものを感じたのだろう。

彼が皮肉を込めて「Brexit-Pop」と呼ぶこの歌、ラストはこう結ばれる。

<最期を一緒に迎えたいのは君だ 世界が 世界が終わるとき>

これだけ聴くととても非常に素敵なフレーズなのだけど、真意を知ってしまうと苦笑。 

そんなマット・マルチーズはこうも語っている。

<多くのミュージシャンは実際に起こっていることを歌うのは嫌がる。そういった意味で(真実を歌う)サウスロンドンのミュージシャンたちは良い仕事をしていると思う>

この歌が現実にならないといいけどね。

 

As the World Caves In

As the World Caves In

  • Matt Maltese
  • シンガーソングライター
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

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