Michael Bublé(マイケル・ブーブレ)はカナダのシンガーソングライター。
といってもメインキャリアはジャズ・シンガーで、ビッグバンドを従えたライブ活動などを行っている。
そのサウンドは古き良きブロードウェイ的で、フランク・シナトラなどを想起させる。
作家としてはカントリーミュージックともイマドキのポップとも違う、北米版歌謡曲とでもいうべき曲も多く作っている。
特に妙齢の女性からの人気が高いらしい。
この『It’s A Beautiful Day』も、アップテンポながらどこか懐かしさを感じさせる一曲。
今日はいい天気だ、太陽は高く音楽も流れてる。
そんなハッピーな日を明るく歌う曲なのだが、これ、れっきとした失恋ソング。
彼女に振られた主人公が、やっと別れられて清々したぜ!と強がりながら町に繰り出す歌なのだ。
本来ならばこの底抜けの明るさが逆に悲しみを誘ったりするものなのだけど、この曲については思わず笑みがこぼれてしまう。
起きてカーテンを開けたら雲一つない青空が広がっていた。そんな晴れた休日の朝にこの曲をかけると一気にスイッチが入る。
別に失恋の経験がなくても飛び跳ねながら町を歩きたくなる…のはDJDDだけか。
テンポ、上がったり下がったりメロディライン。ホーンセクションもかっこいい。
移ろいゆく時代の中でも廃れることのないであろう名曲だ。
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