フランス人女性歌手のJoyce Jonathan(ジョイス・ジョナサン)。この『Ça Ira』は彼女の代表曲であり、2枚目のアルバム『Caractère』に収録された。
彼女の歌手デビューの経緯はちょっと異色。
当初MySpace上でオリジナル曲を発表しており、後にクラウドファンディングで出資者を募って2010年にデビューしたそうな。
いかにもフランスのアーティストっぽく、また現代的な手法である。
彼女に目を付けたのはインディー系のMyMajorCompanyというレーベルで、この会社がJonayhanを含むごく少数の所属アーティストの資金集めに奔走していた。
2007年設立のレーベルはその後順調に成長しているようだが、彼女の功績によるところも大きいだろう。
さて、個人的な印象だがJonathanの曲にはこんがらがって行き詰ってしまっている系統のものが多い。ということで勝手にこじらせ女子の代弁者と捉えている。
フレンチポップでありながら米TVドラマシリーズ『Gossip Girl』の挿入歌に彼女の楽曲が使われたこともあり、やはり女性から共感を得ているのだろう。
こちらピアノによるリズミカルなビートがキュートでポップなナンバー。
Ça Iraは「大丈夫」の意。あなたとならきっとうまくいくわ、というような内容だが、MVを見る限り「あなた」は沢山いるようである。
余談だが、『ラ・マルセイエーズ』などと並ぶ人気フランス革命歌の一つに『Ah! ça ira, ça ira, ça ira』というのがあるそうだ。「全部うまくいくさ」というような歌らしい。
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