DJ Cassidy(DJキャシディ)は「セレブDJ」などと形容されるアメリカ合衆国のDJ。オリジナル曲を発表するのは2014年が初めてのこととなる。
セレブなどと呼ばれる所以は、彼の華やかすぎる経歴にある。
もともと金持ちだったことは確かなようだが、10代の頃から仲間のパーティなどでディスクを回していた。
それが有名人たちの耳にもとまり、あれよあれよと出世。名だたるセレブリティの結婚パーティにDJとして招かれ、挙句にはオバマ元大統領夫妻の結婚50周年パーティでDJプレイを披露したというのである。
そんな彼がオリジナルで放つのは、全盛期のソウルミュージックへの愛があふれるチューン。
その交友関係を活かし、のっけから豪華歌手陣をゲストに迎えている。本作『Calling All Hearts』のボーカルはご存知Robin Thicke(ロビン・シック)そして Jessie J(ジェシー・ジェイ)だ。
曲前の芝居パートがやたら長いが、彼のトレードマークでもある20年代のハットのお話。本編はちょうど1分ごろから始まる。
パステルカラーのセット、オールドファッションなバンドたち。Jessie Jのギラギラなディスコファッションが一際目を引く。
Pharrell Williamsの『Happy』(2013)あたりからディスコへの回帰が盛んに取沙汰されるようになったが、間違いなくこの曲もその一翼を担っただろう。
足が勝手に右へ左へと動く、軽快なファンクチューン。後半はJessie Jの力強いハイトーンに痺れる。
メロディもアレンジも懐メロ風でありながら古さを感じさせないのは、やはりシンプルに良い曲だからなのだろう。
You may also like...
fantastic-tube-show.hatenablog.jp
fantastic-tube-show.hatenablog.jp