テイク・ファイブならぬTAPE FIVE(テイプ・ファイブ)は、2003年にドイツで結成されたプロジェクトであるということ以外、あまり詳細を公にしていない。
ただし彼らのスタイルは一貫して、キャバレーのショーを彷彿させるような華やかなスウィング・ジャズ。
レヴュー全盛期の空気感をそのままパッケージングするかのごとく、あえてノイズの入ったLPのようなビンテージサウンドで録音している。
そのスタイルは「エレクトロ・スウィング」と称されることが多い。
エレクトロというぐらいだから打ち込みも入っているのだろうけど、古さを感じさせるところがかえって斬新。
MVも一貫して古~いモノクロ映像の切り貼り。ショーの踊り子であったり、そのバックで実際に演奏していたジャズバンドの映像を用いている。VJ的と言えるかも。
TAPE FIVEの楽曲ではボーカルは全て外注だが、この曲のゲストはBrenda Boykin(ブレンダ・ボイキン)というアメリカ人ジャズシンガー。こういったラウンジ系のジャズを得意とするようだ。
タイトル通り「深夜、犬たちも寝静まった頃クールな猫が町にやってくる」というストーリーの歌。
その少し怪しい世界観とボーカル、スタイリッシュなビッグバンドサウンドが合わさって、とにかく踊れるのである。
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