まずGoat Girlというバンド名がすごい。goat、つまりヤギはキリスト教世界では悪の象徴である。
次々と新しい流行を世に送り出すサウス・ロンドンを中心に活動する、女子4名のガールズバンドのようだ。
こちらの楽曲自体は2016年に発表されているが、2018年発表のデビューアルバム『Goat Girl』に収録されている。
一種独特なサウンド。うまく説明できないのだけど、「一昔のアメリカの曲」的イメージである。
2分で終わってしまうし歌詞も何を言っているかよく分からず、けっこう掴みどころがない。しかし酔っ払いがくだをまくような歌い方が何だか面白くて聴いてしまう。
とりあえず"sleaze"というのはアメリカの俗語で「不道徳」とか「誰とでも見境なく×××する」とかいう意味らしい。
それにcountryがくっつくことでどういう意味をなすのかは謎。田舎者のアバズレといったところか。
基本的には誘惑するけどやらせない、みたいな話らしいのだが、突然<キモい 自分の人種とかいうやつが恥ずかしい>などというフレーズが差し挟まれるのが不穏。
人種に言及しているところを見ると、countryには国家の意味も含まれていそうな気がする。
この曲はFar Cry 5というゲームに使用されているらしい。
なお公式はMVはこちらである。激しい明滅が伴う映像のため要注意。
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