カントリーミュージックのふるさと・テネシー州ナッシュビルを拠点に活動するカントリーシンガー、Carly Pearce。
芯の強さを感じさせながらもスーッと耳に入ってくるような、心地よい歌声の持ち主である。
2017年のデビューアルバムEvery Little Thingのリード・シングルともなった本楽曲、実質的に彼女のデビュー曲といっていいだろう。
トラックも歌詞も非常にシンプルで、その内容は失われた愛を思い出すという、まさにカントリーの王道。
どんな些細なことも覚えている。時の流れだけが心を癒すと人は言うけれど、今はその思い出が私を脅かす…
<あなたが私の枕に残した匂い 鼓動の音 窓のように物を映す目 ワインの味がするキス>
些細というには妙にアダルティな記憶もアメリカ的と言えようか。
90年生まれの彼女、カントリーミュージック界においては今後の活躍が期待される若手の一人でもある。
2020年には2枚目にしてセルフタイトルとなるアルバムCarly Pearceを発表し、より円熟した表現も聴かせる。
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