ノルウェー出身のPablo Muñozは1999年生まれ。若くして数々の楽器を操り、シンガー・ソングライターとしても才能を発揮している。
boy pabloは、そんな彼によるソロ・プロジェクトである。
ファンクや70~80年代のエレクトロニカを取り入れた、オルタナティブな楽曲が特徴。
両親は南米チリの出身らしい。家庭ではスペイン語を話して育ったのか、Feeling Lonelyが収録された彼の2nd EPのタイトルはSoy Pablo。スペイン語で「I'm Pablo」という意味である。
この曲も、そのセルフタイトル的なアルバムに収録された。
"孤独な感じ"の歌にしてはずいぶんリズミカルで、口笛でも吹きながら自転車に乗っている感じがする。
曲後半のブリッジなんて<パラッパラ~寂しいな~>なんて、なんとも能天気。
なぜそんなに孤独なのかというと、<また君を失った>から。初めから孤独なわけではなく、ある関係が終わってしまった人物の歌のようだ。
気になるのは<君は行っちゃった 携帯もね>というフレーズ。
「君」と続いている間は絶えず携帯が鳴っていたのだろうか。直接会えなくなったことよりも、鳴らない携帯に虚しさを感じるあたり、現代的な感性である。
MVでもポップに辛いことばかり起こっているけれど、ラストはハッピーエンドでめでたし、めでたし。
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