DJDD's FANTASTIC TUBE SHOW

クソDDのライト音楽ヲタが"make my day"な曲を好き放題語る

当代随一のカッコつけオジサン【Fireball/Pitbull Ft. John Ryan】(2014)

どの国の芸能界にも必要以上のキメキメキャラというものは存在するもので、アメリカ、特にラテン圏においてはラッパーのPitbull(ピットブル)が代表格だろう。

まず名前が闘犬、さらには自ら「Mr. Worldwide」なんて名乗っちゃっている。

日本の音楽シーンでは「お祭り番長」などという別名を与えられていて、実際彼の楽曲は非常にクラブ映えするものが多い。

自身の楽曲以外でもゲストラッパーとして呼ばれることが多々あるが、大抵「Prrrrrrr…」みたいな謎の巻き舌とともに登場する。

この『Fireball』はそんなPitbull楽曲の中ではややテンション抑えめのアレンジだが、それゆえに独特の色気をまとっている。

MVの設定は秘密めいたナイトクラブらしき場所。アンダーグラウンドの世界である。

相棒John Ryanが弾くのはウクレレか。ウクレレの乾いた音をこういうダンスミュージックに合わせると、絶妙な緊張感を生む。

白黒でしばらく映像が進むと、主役となる美女が登場。彼女が姿を現すと画面が色付くという古い映画のような演出である。

並み居る男性陣の前を横切って美女が近づくのはPitbullだ。耳元で何かを囁くと奥に消えてゆく美女。さぁ、我らがお祭り番長が後を追う。

この場面はEDMでいうところのビルドアップのような、クライマックスに向かっていく部分。ウクレレの音にのって民族舞踊の掛け声のようなものが徐々に熱を帯びていく。

立ち上がったところで何かに気付いた様子のPitbullは、ふいにカメラの方を向いてスーツの襟を正す。Fireball!!

美女に追いついてイチャイチャ…相手のスタイルが良すぎてほぼ公開処刑にもかかわらず、無事お持ち帰りするのでした、ちゃんちゃん。というラスト。

こーゆーとこ!この人にはずっとこうやってカッコつけていてほしい。

I’m a fireball. なんて、普通恥ずかしくて言えない。←褒めてる

しかしまぁ、MVに登場するのが美女ばかり。よくぞここまで美人ダンサーを揃えたものだ。

Fireball (feat. John Ryan)

Fireball (feat. John Ryan)

  • ピットブル
  • ポップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

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