「世界で最も稼ぐDJ」の一人に名を連ねるのが、覆面DJのMarshmelloである。
メジャーシーンで本格的に活動を始めたのは2016年のことながらヒットを連発し、すでに「代表曲」といえる多くの作品をもっている。
そんな傑作のひとつが本楽曲。
しかし、かつて犬を飼っていた身からするとこのMVは号泣案件である。なかなか曲が頭に入ってこないという困った事態。
だいたい、サムネ画像からしてもう反則では?
歌の中身は、愛し合っているけれどすれ違う者の心境。相手の幸せを願ってある決断をするまでが描かれる。
それが恋人なのか家族なのか、互いがどのような存在なのかは直接言及されない。
<最近ずっと考えているんだ 君にはもっと幸せになってほしいって>
<だから僕は行くよ>
この歌詞にこのMVの内容はあまりにも酷である。
主人公の女の子にとって、ラブラドールはまだまだ必要な存在だったはず。それでもこの別れは彼女がもっと幸せになるための試練だったということか。
しかし、犬を看取ったことがある人ならば分かるだろう。最後にはきっと「これ以上苦しまなくていい、もう楽なところに行っていいんだよ」と思うはず。
彼女もラブラドールの最後の幸せを願ったからこそ、頷いて見送ったのだろう。
やがて少女は幸福な結末を迎えたことが分かる。彼女の流す涙が何度か象徴的に映し出されるが、その意味は全て異なっている。
しかしまぁこの犬の芝居が泣かせる泣かせる…
フィーチャーされるBastilleはロンドンを拠点とするオルタナティブ・ロックバンド。
もともとエレクトロ寄りのサウンドを出すバンドとはいえ、DJとコラボするケースはなかなか珍しい。しかもボーカルだけでなく、メンバー全員が演奏に加わっている。
バンドによるライブセッションを聴くとエモロックのようにも聞こえてくるので、なかなか奥深い。
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