Bazzi(バージィ)は米ミシガン州生まれのシンガー・ソングライター、ラッパー。
2017年にリリースした『Mine』が翌年スナップチャットのフィルターに採用されるや徐々に話題となり、2018年に入ってから各種チャートを賑わせた。
2019年に初のミックステープ『Soul Searching』を発表。『I.F.L.Y.』はそれに収録されたシングルである。タイトルはサビの歌詞 I f○ckin' love you<本気でお前を愛してるんだよ>の略。
ミックステープとはHip Hop界隈のカルチャーで、既存の曲を(通常は勝手に)リミックスしたもの。
しかしミックステープとしての発表はある種の話題作りというか、遊び心だろう。『I.F.L.Y.』もある夏の夜を歌ったオリジナルのラブソングである。
夏の暑さを感じるよりもむしろ、雨の日にヘッドホンで聴きたいようなチルなナンバー。
BazziはオンラインのカルチャーメディアHYPEBEASTのインタビューでこのアルバムについて語っている。
いわく前作(デビューアルバム)制作の動機となったのは愛と関係性への恐怖からだった。そこから色々な経験を経て制作した『Soul Searching』が、つながりを求める人々の居場所となり、ホームになればいいと。
このミックステープの発表当時21歳だったBazzi。大人と子供の間の、束の間の不安定さと瑞々しさが光る。
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