シンプルなピアノとシンセサイザーの伴奏による、ただただ美しい歌。
JP Saxeはカナダのシンガー・ソングライター。2017年のデビューだが、この曲で広く世界に知られるようになる。語るように歌詞を詰め込む歌い方が特徴的。
コラボ相手として白羽の矢が立ったJulia Michaelsは、Saxeと同年アメリカ合衆国に生まれたシンガー・ソングライターである。
彼女は、実はソングライティングの実績が華々しく、そうそうたるアーティストに楽曲提供することで、陰ながらBillboardのチャートを彩っている。
しかし、本人も透明感と説得力を併せ持つ歌声の持ち主なのだ。
若き2人がつむぐこの歌。別れてしばらくの時間を経たカップルが、地震をきっかけに相手のことを思い出すという設定である。
1番と2番で男性側と女性側の気持ちがそれぞれ歌われ、互いに同じ気持ちであることが分かる仕組みになっている。
<もしも世界が終わるなら 君はここに来てくれるよね?>
<空が落ちてきても しっかり抱きしめるから>
<たとえサヨナラを言わなきゃならなくても>
後半は2人のハーモニーも楽しめるが、声の相性がばっちりで非常に心地良い。
本当に世界が終わるならば、こんなカウントダウンなんかしている場合ではないと思うのだが、おとぎ話として見ると実に感動的なラストシーン。Michaelsの表情の作り方が素晴らしい。
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