フレンチ・ポップ歌手Joyce Jonathan(ジョイス・ジョナサン)の3番目のアルバム『Une place pour moi』(2016)よりシングルカットされた一曲。
サビはまさにタイトルの"Je ne veux pas de toi"で始まる。「もうあなたはいらない」という意味。
<あなたを一ヶ月待った 電話番号ももう忘れてしまった>
<あなたは戻ってきた でも私はもう歩き出してる>
<もう要らないの あなたも この場所も 理由を話すつもりもない>
自分を捨てた(?)男が戻ってきたが、きっぱり切り捨てる歌。MVもそのストーリーを概ね踏襲している。
この人の歌詞にはいつも独特な比喩が入ってくる。この歌は、「あなた」とか「今自分がいる状況」について<ネイルのように簡単に取り換えのきくもの>と表現する。
強気で恋に生きるフランス人女性といった感じ。
そしてポップなのだけど、どこか独特で切ないメロディラインが美しい。
ということで結構好きなのだけど、このシングルはフランスのチャートにはランクインしなかったようである。
ちなみに彼女、両親の仕事の都合で幼少期を過ごしたために中国になじみがあり、2017年には中国語バージョンのアルバムを発表。
中華圏でのツアーも実施しており、思わぬところにもファンがいるようだ。
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