Yemi Aladeはナイジェリア出身のシンガー・ソングライター。
当初付きまとっていた「ナイジェリア人女性初の」という枕詞をも超えて、ヨーロッパなどにも幅広く活躍の場を広げてきた。
アフリカの少数民族など限られたコミュニティのみで話される各言語で歌うほか、時に応じて英語やポルトガル語でも歌っている。
アフリカの声を世界に届けるアクティビストとしての役割も担っており、ナイジェリア以外のアフリカ系アーティストたちも彼女に触発されているようだ。
そんな彼女の姿勢を表すように、MVのセットはアフリカの伝統柄でにぎやかに彩られる。後ろに見える「MAMA AFRICA」の字は、この楽曲が収録される彼女のセカンド・アルバムのタイトルでもある。
歌詞には英語と未知なる言語とが入り混じっている。
どうやら、自分に気がある男に対して「あたしは自分のお金でどこにだって行けるの」と突き放す一方、最後には「あんたはあたしに愛さえくれりゃいい」と言っている。
フィーチャーされるFlavourも同じくナイジェリアのシンガー・ソングライターである。
アフロ・ポップと呼ばれるジャンルのビートはカリブ海やキューバなどにも広がり、西半球全体の現代音楽シーンにも多大な影響を及ぼしていることは間違いない。
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