衝撃的に長いタイトルは「空を飛べるが飛び方は知らなかった男のものすごい話」。
IZALは2000年にスペインの首都マドリッドで結成されたインディーロック・バンド。
5人組だが、ボーカルのMikel Izalの名字がそのままバンド名になっている。
本楽曲は4枚目のアルバムAutoterapiaに収録。
粘土アニメーションらしきMVでは、メンバーがやたらクオリティ高く再現されている。
そしてこの曲、非常に不思議なのが本当にロケットに乗って宇宙に飛び立つ男の話が描かれているのだ。
一抹の不安、機械トラブル、理解不能な言語でまくし立てるロシア人クルー…
そんないろいろを乗り越えて、<空高く、多次元へ 凍った海の惑星へ 白夜の夏へ>という決意で結ばれる。
ある意味叙事詩のようでもあり、なんとなくNHK「みんなのうた」あたりに採用されてそうな不思議な世界観を持つ。
余談ながら、この曲を知った直後くらいに「カモメに飛ぶことを教えた猫」という南米チリの小説の存在を知った。劇団四季でミュージカル化もされている。
同じスペイン語圏の文学ということもあり、タイトルの文型と印象が非常に似ているのだ。少なからずこの曲のインスピレーションになったのではないかと思ってしまう。
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