Skinny Livingはイングランドのウエスト・ヨークシャーで結成されたバンド。
メンバーはもともとソロで活動していたミュージシャンたちだったが、仕事で関わることが増えて2013年にバンド結成に至ったらしい。
バンド名は、金銭的に不安定でも人生を楽しむ自分たちのスタイルを表しているそうだ。何とも言えない…
とはいえ彼らはまだバンドとして本格的に活動しているとは言い難い。
すでに世界中で演奏活動を展開しているものの、作品としてはいくつかのシングル曲とEPを制作しているのみ。
しかしついに2018年よりオリジナルアルバムの制作を開始したようだ。この『Let Me In』も、恐らくその中に収録される楽曲の一つになるだろう。
乾いたギターサウンドとシャリっとしたスネアの音が ある種の諦念のようでもある。
「中に入れて」という意味のタイトルはサビに登場。
<心を開いて 僕を中に入れて>
<僕がどれくらい君を愛しているのか証明するよ>
この主人公は傷ついた者に手を差し伸べようとしている。
昨今、わが国では孤独が巻き起こす悲劇が後を絶たない。同様に世界中で、そして色々な形で「傷跡」に苦しむ人がいるのであろう。
そんな人たちがもう一度人を信じられるように、そっと背中を押す歌である。
MVは手話を盛り込んだコリオグラフィが特徴的。
しかし家具がひしめく狭い室内で激しくでんぐり返りしたりして危ない。良い子の皆さんはマネされませんように。
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