最強のコンビによる最幸のモータウン・サウンド。
ナイトの称号をもつ英国のシンガー・ソングライター、Sir Elton Hercules Johnの伝記的映画Rocketman(2019)のために書き下ろされた楽曲。
この映画、伝記といってもエルトンの半生を描いたわけではなく、彼の幼年期からElton Johnとしてステージに立つに至るまでの葛藤や覚悟を描くものだった。
その諸々を包み込んでの、エンドロールにドン!である。
今の境地に至るまで、色々と辛いことはあったけれど。
<歌おう 自分をもう一度愛してみよう 一番の親友(自分自身)をもっと知ろう>
と、自分自身への賛歌をサビで歌い上げるのである。
泣ける。
今が、過去が辛い人は、歌えばいいのだ。そうしたらきっと、みんな自由になれる。
Live at the Greek Theaterでの生歌唱の動画もあった。
そういえば、この二人はRocketman以前にもKings Man 2(2018)で共演していた。すっかり気のおけない間柄という感じ。
しかしまぁエルトンはともかく、タロンが普通に歌っていて驚く。
Aメロとサビでキーが違うのだが、何のとっかかりもなく転調する。それを、1番のサビから2番のAメロに入るとき、何の躊躇もなく歌っているのである。
エルトン的なソウルフルなダミ声も取り入れているし、なかなかの才能である。
彼は学生時代、かなりの歌ウマで有名だったそう。その学校というのが演劇学校で、きちんと芝居の教育を受けているのだ。
なんというか、イギリスって芸能界もアカデミックなところがある。
彗星のように現れるスターも魅力的だが、きちんとしたバックグラウンドをもつ芸能人には、なんとなく好感を覚える。
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