「ぽちゃカワ歌姫」がバッキバキに歌い踊る、中毒性の高いダンスナンバー。
Meghan Trainor（メーガン・トレーナー）は米マサチューセッツ州生まれのシンガー・ソングライター。
端正な顔立ちとふくよかボディを武器に、特にアメリカのギャルから絶大な人気を誇っている模様。
軽やかなテンポで駆け抜けるダンサブルなこのナンバー、歌詞の内容に笑ってしまう。
＜ねぇ あのセクシーな人誰？ 鏡に映る私だわ＞
▲DJDDの尊敬する元モーニング娘。の道重さゆみさんは、デビュー前にこう言うことをよく言っていたらしい。
＜私の人生って映画よね トム・クルーズ！＞
＜毎日神様に感謝してるわ こんな風に生まれてきたんだもの＞
＜んで自分を愛さずにはいられないの＞
と続く。唐突に引きずり込まれるトム・クルーズが傑作である。
SNSなどの流行に伴い、世界には容姿至上主義であったり、完璧な人生を演出する風潮が蔓延るご時世。
そうとは知らぬうちに疲弊するワナビーたちを笑い飛ばすように「私の人生って、何にもしてないのに最高すぎるんだよね～」と焚きつける、超絶ポジティブソングなのである。
極めつけはこれ。
＜私がもしあなただったら やっぱり私になりたいと思うわ＞
この自惚れもいい加減にせいというフレーズをサビで延々と繰り返すわけだ。
Me Tooは英語圏におけるプラチナレコードを複数獲得した。また、この曲がThank Youという名のアルバムに収録されているというのも、実に清々しい。
語弊を恐れずに言えば、誰もが羨む容姿…ともちょっと異なる彼女が歌うからこそ説得力を増す曲なのだろう。
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