カントリーミュージシャンKeith UrbanとR&Bシンガー・ソングライターP!nk。
二人の大御所が異色のコラボである。
<昨夜のことはよく覚えてない 夜明けとともにソファで目覚めたんだ>
<君は僕の朝帰りが気に入らなかったんだね でも金曜だし すごく働いたんだ>
こんな歌詞で始まるように、言い争いで週末の朝を始めてしまいがちなカップルな歌である。
one too manyという熟語は「ひとつだけ余分な」という意味をもつ。
いつものバーで一人で飲んでいた男は、彼女からの電話を待ちながら、例によって「もう一杯だけ」余計に注文してしまう。
前後不覚になりながら「迎えにきてよ」とお願いするような、ダメ男だが放っておけないタイプの人間のようだ。
対する彼女、電話をすれば感情が爆発することが分かっている。努めて冷静でいようとしてもやっぱりそれは無理で、また同じことを繰り返してしまう。
一見すると破滅的なカップルだが、互いに離れるつもりはなさそうなところがまた切なさを誘う。
実生活というと、名女優ニコール・キッドマンとの結婚生活が順調なキース・アーバン。2021年6月に結婚15周年を祝っている。
一方のP!nkも2021年1月、元モトクロス・レーサーの夫と結婚15周年を迎えた。もしやそういう意図でのコラボだったのであろうか。
必ずしも順風満帆な結婚生活を送っていたわけではないP!nk、2021年にコスモポリタン誌のインタビューで、現在の夫婦円満の秘訣について問われている。
それによると「相手を変えることはできない。結局は、自分が変わるしかない」そうだ。
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