DJDD's FANTASTIC TUBE SHOW

クソDDのライト音楽ヲタが"make my day"な曲を好き放題語る

ジプシーとシャンソン【Que Dieu me pardonne/Kendji Girac, Claudio Capeo】(2019)

Kendji Girac(ケンジ・ジラク)はフランスのシンガー・ソングライター。

発音に差はあるだろうが、ケンジさんというのは日本人にとって耳馴染みの良い名前である。

そしてこの名前から読み取れるように移民家系であり、ロマ民族(ジプシー)にルーツを持つようだ。

かの有名なジャンゴ・ラインハルトもまたロマの人。ジャンゴはDjangoとつづられており、Kendjiと似た印象を持つ。

そんなわけで、ケンジ・ジラクが高いキーで歌いながら激しくギターをかき鳴らすこの曲は極めてロマ音楽的。

そして一緒に歌うのは同じくフランスのシンガー・ソングライターClaudio Capeo(クラウディオ・カペオ)である。

彼はいかにもシャンソン歌手といった風情の声の持ち主だが、元々は路上でアコーディオンを弾きながら歌っていた。

そのスタイルはある意味ロマ的ともいえるわけで、この曲にはまさにうってつけ。

曲名は「神は許し給うだろう」といった意味らしい。

ただ訳詞を見ても、何に対して許しを請ういているのかイマイチ分からない…。

MVを見るとみんなを一つの船に乗せていることから、支えあうことの意味を歌う応援歌だと解釈している。

ロマの情熱的な旋律とリズムにシャンソンの声が加わることで、何となくセピア色な哀愁が漂う一曲。

Que Dieu me pardonne

Que Dieu me pardonne

  • Kendji Girac & Claudio Capéo
  • フレンチポップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

You may also like...

fantastic-tube-show.hatenablog.jp

fantastic-tube-show.hatenablog.jp