カナダ・トロントで結成されたレゲエ・フュージョンバンド、MAGIC!のデビューシングル。翌年発表のアルバム『Don't Kill the Magic』に収録されている。
本国よりもむしろ英米でヒットし、二か国のチャートで一位を獲得したほか、数々の音楽賞を受賞した。
なかなか珍しい、「娘さんを僕にください」と伝えるために彼女の父親に会いに行く話。
この父親は古いタイプの人間らしく、主人公は一番いいスーツを着て彼女の家に車を飛ばす。
タイトルのrudeはずばり、娘を奪おうとしている男に<残念だな坊や、答えは「ノー」だ>と言い放つ父親のことである。
<なんでそんなに失礼なんだ あんたに何と言われようと 彼女と結婚するさ>
と毒づく主人公。挙句には<俺たちは家族になるんだぞ>と決めつけてしまっている。
面白いのは、一番と二番で父親の返事が若干異なること。
二番では「ノーと言ったらノーだ」というような歌詞に変わるので、主人公が何度も挑戦していることが分かる。
結婚話となると相手の家族に会いに行くのは当然であろうが、英語圏でも「彼氏とパパ」のバチバチがテーマになりうるというのは新鮮な驚きだった。
そんなバトルすら、このリラックスサウンドに乗せるとハッピーに聞こえてしまう。
レゲエの流れる結婚式に出席したことはないが、なかなか良さそうだ。歌詞の意味が分かるゲストからは失笑が漏れるかもしれないけれど。
こちらはZeddがド派手なパーティチューンにリミックスしてしまったバージョン。
なんかPerfumeがそのまま歌っていても違和感ないような、テクノポップな仕上がりになっている。
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