LAGOSはベネズエラのダンスミュージック・デュオである。
2019年、ロックバンドLos MesonerosのフロントマンLuis Jiménezと、プロデューサーで各種楽器を操るMr. A On The Beatがタッグを組んで始めたプロジェクト。
活動の拠点はメキシコに置いているようだ。
「アーバン・ミュージック」つまりレゲトンをベースにしているが、ファンクやアシッドジャズのテイストも取り入れた新たな表現を試みている。
2019年にいくつかのシングルを発表した後、2020年にそれらを収めたEPを発表。
その後初めてのシングルとして登場したのがこの楽曲である。
Jamiroquaiを思わせるコード進行に、大胆な色使いが独特なMV。ダンサブルな四つ打ちではあるが、なんとなく浮遊感もある。
クールな曲調ながら、タイトル通りはやる気持ちがテーマ。要するに<もし明日が来ないなら 今日しなくちゃ>というお誘いである。
フィーチャーされるJambeneはベネズエラの若手シンガー・ソングライター。苗字であるBenejamから、あまり深く考えずにアーティスト名を付けたらしい。
レゲトンやトラップを中心に活動しているが、ジャズやブルースといった分野にも興味があると語っており、LAGOSの志向と一致しているといえる。
声質もあるのかもしれないが、どこか曖昧な歌い方がこの楽曲の世界観にはよく合う。
彼はこの楽曲の収録なども兼ねてメキシコに滞在していたが、そのうちにCOVID-19の影響でしばらくベネズエラに帰れなくなったらしい。
You may also like...