バルセロナ出身のシンガー・ソングライターAlvaro Soler(アルバロ・ソレール)。デビュー曲『El mismo sol』(2015)に続く『Sofia』の発表により、人気シンガーとしての地位を確固たるものにした。
スペインはもちろんイタリアでもかなりのヒットを飛ばしたようで、これを期にオーディション番組『X Factor』のイタリア版の審査員に起用されている(彼は自身の家庭環境の影響によりマルチリンガルでもある)。
メガヒットの要因というのは恐らくどこの国も似たようなもので、大人から子供まで楽しめる親しみやすさ、そして歌いやすさだろう。
彼の書く歌詞は非常にシンプルかつリズミカルに韻を踏む。一つ一つの音に丁寧に言葉を置いていくので、昨今の早口言葉のような歌についていけない世代にも口ずさみやすそうである。
なんなら、「ミ~ラ ソーフィーア~」と日本人でも歌えてしまえそうなキャッチ―さ。
そして口笛や木琴といったアコースティック楽器の音色が心地よく、イントロを聴いただけで独特な印象を受ける。ジプシー音楽のようにも聞こえ、どこか民俗音楽風。
ラテン圏のフォークソングのように響くのも幅広い層に支持される所以かもしれない。
MVの撮影地はキューバ・ハバナ。素朴でややウェットな曲調によくマッチしている。
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