英国ロンドンを横切るテムズ川。その南側、その名もサウス・ロンドンが最新の音楽の発祥の地であることは、音楽通なら頓にご存知だろう。
ミュージシャン兼プロデューサーのTom Misch(トム・ミッシュ)もサウス・ロンドンの音楽シーンをけん引する一人である。
とは言えデビューアルバム『Geography』を発表したのは2018年のこと。
『South of the River』(まさに「テムズ川の南」)はこのアルバムに収録されているが、初めてこの曲を発表した時には22歳である。恐ろしい子!
もっとも、さらに若い時から電子音楽やジャズギターを学ぶ傍らSoundCloud上で作品を発表し続けてきたようだけど。
何てったってオシャレ要素がてんこ盛りなのにわざとらしさを感じないのだ。もはや声までオシャレだし。
自身のルーツはヒップホップにあると語っているようだが、ブラックミュージック全般に精通していることが容易に見てとれる。
この曲は全体にファンク味が強く、カッティングギターも本人によるもの。
彼はジャズギターのみならずファンク、ブルースも弾きこなしてみせるのである。本人も語っている通り、曲調やギターの使い方からJohn Mayer(ジョン・メイヤー)の影響を強く感じる。
またプロデューサーの手腕も遺憾なく発揮していて、共にレコーディングしたバイオリンのTobie Tripp、キーボードのRo Araujoの見せ場もバッチリ。
ラストのキーボードソロはフュージョンっぽく自由自在に遊ぶけれど、ギターとバイオリンのファンキーなリズムによく絡んで美味。
このMVに先行してオーディオビデオがアップされている。MVはパッと見一般公募で集めたファンの映像の切り貼りのようだ。
他にもライブ映像が多々上がっているので色々見比べてみると楽しい。
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