曲どうこう以前に、Deruloの身体能力が高すぎて唖然。ほとんどアクロバットに近い動きを見せており、女性陣を巻き込んでの大惨事になりはしないかとかなりヒヤヒヤする。
そんな彼は米マイアミ出身のシンガー・ソングライター。
もともとソングライティング業を主としており、そうそうたる歌手陣と共同で仕事をしてきた。
やがて自身もシンガーとしてのキャリアを積むようになり、次々とヒットを飛ばす。
そのスタイルはかなり「スレスレ」で、とてもじゃないが子供には聴かせられないような曲ばかり。
この曲もフィーチャーするラッパーの一人がNicki Minajの時点でお察しではあるのだが、なんといってもタイトルが"Swalla"ときた。
これはおそらくswallow（飲み込む）をブラックカルチャー的に発音したものであり、何を飲み込むのかというと、まぁそういうことである。
そのあたりはMVの演出で露骨なので、あえてDJDDが顔を赤らめながら文字に起こす必要もないだろう。
歌詞ものっけからひどい。
＜いろんな味の愛があるよな 一晩で全部試せたらいいのに＞
＜友達全員連れてきなよ きっとみんな俺の好物だからさ＞
そして集まったギャルたちを前にこうのたまう。
＜さあみんな のどが渇いてんなら ここに来てすすれよ 俺が何をサーブするか知ってんだろ＞
そして、サビの♪シミシミヤイ シミヤイ シミヤ♪は一度耳にしたら忘れられない。
この時点でポップミュージックとしては大成功なのだが、ここで出てくるshimmyというのは肩や腰を激しく震わせるダンスのことを指すらしい。
この曲、たとえば直訳を日本語の歌として発表するというのがなかなか考えづらい。
濡れたまんまでイッちゃって、というのがせいぜいといったところじゃなかろうか。
コンプライアンスなどにうるさそうな英語圏の人々が、どのようなテンションでこういうセクハラソングを楽しんでいるのか少々興味深いのである。
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