この"サウンド"に乗って踊りまくり。
英マンチェスター出身のオルタナティブバンドThe 1975(ナインティーン・セブンティファイブ)。
アルバムに長~いタイトルを冠しがちな同バンドだが、この楽曲は2枚目のアルバムLike It When You Sleep, for You Are So Beautiful yet So Unaware of It(2016)に収録。
このアルバム、日本でのリリース時には「君が寝てる姿が好きなんだ。なぜなら君はとても美しいのにそれに全く気がついていないから。」と邦題がつけられている。
直訳かつ非常に長い。
一点、アルバムのリーグシングルたるこの楽曲のタイトルは極めてシンプル。
<君が近づいてくれば分かるよ 心臓の音で分かる>
と、なんともストレートかつキザなメッセージである。
主人公は<愛してる>とはっきり伝えるが、お相手の返事は<よく分からないの>と煮え切らない。
しかし相手の鼓動が聞こえるという主人公、<そんなこと言うなよ 君も同じ気持ちだって知ってるよ>と自信満々なわけだ。
ところでThe 1975、バンドでありながらシンセでポップなサウンド、そして文学的でエモい歌詞が特徴。
こういうスタイルのバンドにはお決まりだが、いわゆるhaterが多く、"mean tweet"(悪口ツイート)の数も相当なものらしい。
MVではこれを痛烈に利用している。
見世物のようにガラスケースの中で演奏するメンバーを眺めながら、好き勝手にしゃべったり写真を撮ったりする大衆。
さらに彼らが受けたmean tweetを載せ、その中でパフォーマンスを貫く。
「その通り。それが何か?」とでも言いたげなMVが実に粋である。
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