「シルベストレとオレンジ」というファンシーな名。
2011年にアルゼンチンの首都ブエノスアイレスで結成されたが、もともは北アメリカのフォークミュージックをやることを目的としていたようだ。
ジョニー・キャッシュやボブ・ディランの音楽に影響を受けており、バンジョーが入る編成などからもそのことがうかがえる。
シルベストレは「野生の」という意味があり(野獣的なワイルドさよりも野に咲く花のようなイメージ)、そういうナチュラルな生活への憧れをバント名に込めている。
実際のサウンドは純粋なフォークというより、サイケデリックな電子音が混ざったフォーク・ポップ。オルタナティブ・ロックに近い趣がある。
この曲のテーマは、君と一緒にいたあの午後に戻りたい、ただ君と一緒にいたいだけ――その「君」は今「彼」に抱かれている、というものである。
<それでも僕のことを考え続けてると言ってくれ>
となかなか諦めが悪い。ノスタルジックなMVに描かれている様子も若干ストーカー的である。
マイルドなトランペット、リバーブのきいたギターサウンド。淡い色合いのMVと相まってなんともノスタルジックな趣を醸し出す。
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