Metronomy(メトロノミー)は1999年イギリスで結成されたオルタナティブなバンド。作風はレトロなエレクトリック・ミュージックが主である。
2019年、3年ぶりに発表した6枚目のアルバム『Metronomy Forever』に収録。
ダブっぽいギターの裏打ちに乗せて、イントロから続くリフレインが核となる。これが少々トリッキーなパターン。
インドネシアの民族音楽ガムランで見かける、瞑想のために使われるような楽器のイメージらしい。
ガムランの特徴として、あるパターンのリフレインにより聴衆をトランス状態に導く効果が挙げられる。
MVも、途中から色彩豊かな世界にトリップしていく様を思わせる。
そんな瞑想的な曲調の中、<叫べ 私を必要とするなら>という歌詞を延々と繰り返している。
それ以外に登場する歌詞は、<必要な時は私を呼べ お前が傷つくのを見る痛みには耐えられなかったからだ>という意味深なものだけ。
boyとgirlの二人へ呼びかけているが、それっきりである。ここまで使われる単語が少ない歌もなかなか無いのではなかろうか。
そして、タイトルであるwalking in the darkを思わせる描写が一切登場しないのが不気味。
比喩的な「闇」の中で、同じことを繰り返しブツブツつぶやいている人物?何となくドラッグの要素を感じる。
MVは90年代ポップの映像表現を意識しているそうだ。プロットは、「グル」と釣り人の物語。実在する古いおとぎ話がベースだそうな。
You may also like...
fantastic-tube-show.hatenablog.jp