Adam、Jack、Ryanによるアメリカの三兄弟バンドAJR。全員が複数の楽器を操る。
マンハッタンのど真ん中にあるチェルシーアパートで共同生活を送る中で、作曲・編曲・録音などすべて自分たちで完結して楽曲制作を行うように。
セントラルパークなどでパフォーマンスするうちに話題となり、やがて音源を発売するまでにいたった。
主なスタイルはインディー・ポップ。楽曲世界にニューヨークなどがよく登場するが、ドゥーワップなども盛り込んでいるので、どこか賑やかでノスタルジックな印象もあわせもつ。
ホーンセクションがさく裂する本楽曲は、破れかぶれの人に送る超前向き応援歌。
見るからにヤバそうな主人公に向かって、あたりの人がしきりに声をかけてくる。
あ~大丈夫大丈夫、万事快調ですよ…とよろめきながら答えるような人物が浮かび上がってくる歌詞。
<黙ってこの感情を楽しむんだよ>と半ばやけくそのようだが、本人的には最悪の状態というわけでもないらしい。
<幸せじゃないよ けどそんなに悲しいってわけでもないんだ>
サビはこう結ばれている。
印象的なのはブリッジ部分。
<全然寝られない 朝の3時半なのに頭がフル回転だ>
<羊をずっと数えてる 羊はみんな死んじゃった>
<だけど俺はまだ死んでない ってことは大丈夫なんじゃないかな>
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