Poor Vacationは日本の5人組オルタナティブ・バンド。
元々、楢原隼人というミュージシャンのソロプロジェクトとして始まったものだったが、ライブなどの活動を続けるうちにグループとして確立されたいったらしい。
というわけで、現在は専属のドラムがおらず、ライブは5人+サポートドラムで行っているそうだ。
そんなわけで、セルフタイトルの1stアルバムを発表したのは2018年のこと。Young Folks(若者たち)という楽曲も、そのアルバムを飾る作品のひとつである。
で、これが軽妙洒脱なサウンドで、絶妙にシティ・ポップしているのである。
ところどころファンクな要素もあるが、特有の「臭さ」は完全に消えてしまっている。アーバンなのだ。
でありながら、メロウなメロディラインと歌詞からは、黄昏の学校帰りのような、妙に純粋な切なさも感じるような。
タイトルから想像されるように、若かったころの記憶とか、約束とか、そういう甘酸っぱいものを思い出す大人の歌らしい。
やる気があるのかないのか分からないMVが絶妙にシュールだが、これはアニメーション作家の「ソーシキ博士」の手によるもの。
名前も凄ければ発想も凄くて、このMVは「異国のハッテン場」をモチーフとしているようだ。
男だけのプールパーティ、日常生活から川に飛び込むシーンと夢オチ。
「大人」になった主人公が、若かりし頃の異国の地での経験を回想している、という設定だそうだ。
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