DJDD's FANTASTIC TUBE SHOW

クソDDのライト音楽ヲタが"make my day"な曲を好き放題語る

未知の言語で書いた歌【Allegro Ventigo/Dan Balan feat. Matteo】(2018)

Dan Balan(ダン・バラン)という歌手の名を見て「おっ」なる方が、もしかしたらいらっしゃるかもしれない。

彼こそは『恋のマイアヒ』(2003)を歌って一世を風靡したO-zoneというグループの中心メンバーだった人物である。 

このグループはルーマニアでデビューしているが、もとは隣のモルドヴァ共和国出身の3名で結成。グループ解散後もDan Balanはソロ歌手として活動を継続している。

さてこの曲、フラメンコ的なビートに東欧の民謡風なメロディを乗せ、Balanのクセの強い声質がエキゾチックで印象的。

砂漠でのダンスシーンにはどことなくオリエンタルな趣もあり、どこかアラビア的な世界観すらある。

しかし摩訶不思議なのは音楽の世界観だけではない。この歌詞、何と「存在しない言語」で書かれているというのである。タイトルの"ventigo"ですら、何語の辞書を引けばいいのか分からない。

本人は「古代モルドヴァ語で書いた」と嘯いているようだが、実際はスペイン語、イタリア語、ギリシャ語、ルーマニア語などを取り混ぜて書かれたのではないかと言われているようだ。

もっともDan Balan自身はマルチリンガルなのか、ソロ名義では英語・スペイン語・ロシア語などの楽曲を発表している他、ギリシャやイタリアのミュージシャンと共に仕事をしていることも多い。

ちなみに本作でフィーチャーしているMatteoはルーマニア出身のレゲエ歌手。『Panama』(2018)がTikTokで話題らしい。

なお2018年にはDan Balanのソロ名義で『Numa Numa 2』をリリースした。あの『恋のマイアヒ』のセルフカバーである。

Allegro Ventigo (feat. Matteo)

Allegro Ventigo (feat. Matteo)

  • ダン・バラン
  • ポップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

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