ナイジェリア出身のシンガー・ソングライターYemi Aladeは、今やアフリカを代表するアーティストと言っても過言ではない。
2020年6月には、COVID-19関連のチャリティーイベントとしてバーチャル開催されたGlobal Goal: Unite for Our Futureにも出演。並居るセレブリティとともに、その歌声を披露した。
スイングの要素をもつこの曲、Netflixで2020年に配信開始されたフランス映画Cutiesのメインテーマに使用されたことで、世界から注目を集めることに。
サンダンス映画賞で監督賞に輝いたのだが、宣伝用ポスターが「少女を性的に搾取しようとしている」として批判が殺到。謝罪に追い込まれるなどといろいろな意味で話題作となった。
しかし、そもそもこのメインテーマからして随分大胆である。
<1にパーティ 2にマネー 3はハニーのため そして4でアンタのそれをブンブン振る>
などと挑発的な歌詞で始まる。
<私はパーティが好きよ 男の子と一緒のパーティならおカネがもらえるもん>
なおAladeの楽曲は全編英語詞であり、わりと世界中で理解されるであろう内容。
まぁ、映画の趣旨自体が保守的な家庭に育った少女が解放されていくというものなので、そういう意味ではこの上ない選曲。
MVの中でカラフルな衣装の男女がガンガンに踊っているが、アフリカのファッションは実にクールである。
特に、ド派手なスーツにピカピカの革靴でバシッと決めたサプールは世界中のファッショニスタの憧れの的。
彼らはいかに貧しくともコーディネートにかける資金は惜しまないという、まさに着倒れの最先端を行っている。
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