Seinabo Sey(セイナボ・セイ)はポップス王国スウェーデン・ストックホルム出身のエレクトロポップ歌手。
西アフリカ・ガンビアの血を引いており、魅力的な低音域を生かしたソウル系統の楽曲を主に発表している。
この曲も現代風にアップテンポでアレンジしたソウルミュージックと言えるが、驚くべきはバックトラックのさじ加減。
金属的な電子音が冒頭4小節に鳴り、このパターンが最後まで曲を支配している。非常に音数が少ないが適度な重みを感じさせるアレンジが秀逸。
最初に提示されるミニマルなコード進行が延々と繰り返される中で、抑制されたAメロから伸びやかなBメロを挟み、一気に世界が広がるようなサビに至る流れが心地良い。
サビでは、ボーカルのフレーズ終わりと立ち代わるように4小節目のコードが現れてキュンとくる。
<あなたの目がきらめいているのが見えるの>
<それは君の反射だよ Babe>
なんて囁き合っちゃって…一緒にいる喜びが弾け出すようなラブソング。
彼女はスウェーデンポップス界のインディーシーンにいるようである。
そんな深みから素敵な曲を掬いとって ふいに目の前に放り出してくる、インターネットというものは つくづく不思議なツールだ。
You may also like...
fantastic-tube-show.hatenablog.jp
fantastic-tube-show.hatenablog.jp