イントロからカリブ感炸裂のこの曲。トリニダード・トバゴのカーニバルのために作られたものである。Peter Ramは同国の人気ソカ歌手の一人。
サビの"good morning"の前には、"cropover"と"Barbados"という言葉が付いてくる。
crop-overとは西インド諸島（カリブ海にある群島）のサトウキビ収穫祭りのこと。
特にバルバドスという国のものが有名で、6月から8月までの2ヶ月にわたって行われる盛大なカーニバルである。200年を越える歴史を持つらしい（ちなみにバルバドスは歌手Rihannaの出身地）。
飲めや歌えやの大騒ぎになるらしく、主役となる音楽にはソカの元となった「カリプソ」が主に使用されるようだ。カリプソもトリニダードで生まれた音楽である。
そんなカーニバル気分に合わせて、サトウキビ収穫の季節がやってきたぞ＝今年もラムが飲めるぞ、といった意味を込めた曲だろう。サビ後半の"start de drinkingという歌詞にもある通りである。
（トリニダード・トバゴのカーニバルは2月頃だが）
サビだけでも解放感に浸れるのだけど、たたみかけるようなシンコペーションやハモリなど、気持ちよくなれる要素がてんこ盛りである。
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