カナダのシンガーソングライターMichael Bublé（マイケル・ブーブレ）が2009年に発表したアルバム『Crazy Love』のリードシングル。
アルバムの発表後、2010年のバンクーバーオリンピックの閉会式でパフォーマンスしている。国民的歌手なのである。
ピアノの４ビートによる、ちょっと懐かしみのあるイントロが印象的なミディアム・ナンバー。
MVのロケ地はスーパーだが、まさにこういうスーパーでかかってそうな曲だ。
その内容は"また"失恋してしまった男が、まだ見ぬ次の彼女を思って妄想を繰り広げるというもの。正直ちょっとキモい（褒めている）。
こういう冴えない男の草食系な恋を歌わせたら、マイケル・ブーブレの右に出る者はいない（褒めている）。
妄想は次第に盛り上がり、それが爆発するのが間奏。ここでトランペットが主役となり、華麗なソロを響かせる。MVでもマーチングバンドが登場、何ともドラマティック。
ロマンチックなブリッジを挟んで大サビへ。みんなが踊り始めてハッピーエンド…と思いきや、やっぱり現実は現実のままなのでした、というオチ。
このMVで共演する女性こそが後に伴侶となるアルゼンチン人女優、ルイサナ・ラピラト。
ブーブレがライブで訪れたアルゼンチンで出会い、その場で「君と結婚したい」と言ったというから、この曲のイメージとは全然違う「やるヤツ」なのだ。
その時のルイサナの返事は何と「みんな私と結婚したいって言うの」だったらしいけれど、2011年にゴールインしていまだに仲良しなお二人。
ブリッジ部分で二人が向かい合う中ブーブレが歌うのだけど、これが本気で彼女に向けて書いた歌詞なのだと思うとぐっとくる。
ブーブレは2016年に3歳の長男ががんに侵され一線から退いていたが、2018年に復帰、長男とともにステージに登場した。さらに7月には第三子となる長女が誕生！
強い絆で結ばれた素敵な家族なのだ。
- provided courtesy of iTunes
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