Elena Roseはマイアミを拠点に活動するベネズエラ系アメリカ人。
2019年ごろからソングライティング業に携わり、ラテン・ポップ界のビッグネームたちに次々と楽曲提供を行ってきた。
2020年に至り、シングル曲Sandungaを皮切りにソロアーティストとしての活動をスタートする。
まだアルバムのリリースはしていないが、このLa Ducha(シャワー)も同年中に発表されたシングル曲。
もともと彼女が得意とするレゲトンからは少し距離を置いた、R&B色が随分濃い一曲である。
もちろん、英語圏以外でもブラックミュージックをやるミュージシャンはごまんといるが、大半は英語詞で歌っている。スペイン語のR&Bというのはなかなか珍しいのである。
メインテーマは、思いもかけなかった相手に惚れていることに気付いた女の独り言。
<あなたのことを考えながらシャワーを浴びてるわ>
<私のことなんて気にかけてないのは知ってるけど>
明日あなたに会いに行く、そのことばかり考えているらしい。
歌詞のチョイスはアダルトな展開を予想させつつ抑制がきいている。
<私があなたのものになる時のことを考えている 愛のシャワーが降り注いで私の中に入ってくる それはただの水じゃないの>
若者向けのレゲトンとは少し変わった趣を持っている。
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