Cultura Proféticaは中米プエリト・リコで結成されたレゲエバンドである。バンド名を直訳すると「予言された文化」。
もともとはミュージックバーなどで演奏するカバーバンドだったようだが、やがてオリジナルアルバムを携えてデビュー。メンバーをたびたび入れ替えながら中南米を中心に活動している。
レゲエという表現のイメージ通り、この曲も極めて政治的な意味合いの強い曲。のっけから<血塗られた新聞 げんなりするようなニュース>という歌詞である。
『Le Da Igual』は「(彼にとっては)同じこと」つまり「どうでもいい」という意味。
<お役人にとっちゃどうでもいいのさ アンタの生活なんて 高いところにいれば 真実なんてどうでもいい 何も変わりゃしない>
激しく煽動するわけでもなく、ゆったりしたリズムと甘いボーカルで歌われている。
その裏で映像は軍に制圧されるデモのようなシーン、夜の静けさの中の焼身自殺者を映し出す。仮面をかぶった「お役人」たちは、今日も何も見えていないかのごとく役所に通うのみ。
センセーショナルなMV映像と裏腹の、諦念すら感じさせる浮遊感あるバンドサウンド。一触即発の緊張感がある。
ところで現ベース・ボーカルのWilly Rodríguez(ウィリー・ロドリゲス)がなぜ辮髪なのだろう…と疑問に思っていたが、レゲエ界隈ではこういう髪型の人も一定数いるみたいだね。
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