George Ezra(ジョージ・エズラ)は1993年生まれのイギリス人シンガー・ソングライター。『Budapest』(2014)が大ヒットし、一躍人気歌手の仲間入りを果たした。
驚くべきは声。外見から想像できない、この枯れたバリトンボイスが最大の個性であろう。
PVにゲスト出演しているのは、白の魔法使いガンダルフ…もとい英俳優のSir Ian McKellen(イアン・マッケラン)。
このPVが非常にニヤッとさせてくれる出来で、さもイアン・マッケランが歌っているようだが、これがれっきとしたジョージ・エズラの声なのだ。
英国の青年というよりアラバマの漁師の声、なんて評判まで立っている。
跳ねる2拍子の曲調にもどことなく「古き良き」感があり、イアン・マッケランくらいの年齢の紳士の曲ですよと言われてもしっくりきてしまう。
ちなみにエズラは影響を受けたシンガーの一人にボブ・ディランを挙げている。納得。
映像は、自身のPVを撮影しているはずのエズラが、なぜか割って入るマッケランに不満を表明するという流れ。
中盤には微妙に笑える寸劇が。
マッケラン「君の曲は全部好きだよ…『ブカレスト』の時から」
エズラ「『ブダペスト』ね」
最後には二人で仲良く映っておしまい。英国を代表する俳優とシンガー・ソングライターの新星による軽妙なかけあいに、イギリス芸能界の懐の深さを感じる。
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