El Apache Nessは中米パナマ共和国出身のシンガー・ソングライター。現在の活動拠点はアルゼンチンの首都ブエノスアイレスに置いている。
少年のような出で立ちだが、意外と(?)1970年生まれのベテランである。
通常はレゲエをスペイン語で歌っているのだが、この曲は何か様子がおかしい。
真っ先に飛び出してくるのはキューバンサルサの世界。
サビと思しき場所はいきなりヘビーなHip-Hopサウンドになり、タカタ タカタ タカタ タ!と三連符の連打。噛んで含めるような歌いまわしが妙に癖になる。
かと思いきや、今度は突然の8-bitである。間奏にいたっては、懐かしのファミコンや初代ゲームボーイを思い出すような原始的なシンセサウンドが鳴る。
全体的にふざけているだけのように聞こえる曲だが、ラストのMCでは若きプロデューサーFacundo Rodríguezを紹介しつつ、自身のスタジオで一緒に遊んでいるようなことが語られている。
MVでも、楽曲に使われている特徴的なパーカッションがすべて登場。ラテン、ブラック、サブカルなどいろいろな要素をミックスして新たな音世界を作ろうという実験的な楽曲なのだ。
You may also like...