Bryce Vineは米国のラッパー、シンガー・ソングライター。ニューヨーク市で生まれ、LA近郊で育ったというバックボーンをもつ。
父の影響で90年代R&Bに傾倒し、Vinyl(アナログレコード)への敬愛から自身の芸名をVineと決めた。
彼が芸能界と初めて接点をもったのは、人気ドラマGleeのオーディションだったそうな。このオーディションで最終の12人まで残ったが、惜しくもそこで脱落してしまう。
もっとも、本人は後に「あそこで落ちて良かった、多分向いてなかったから」と振り返っているのだけど。
さて、この曲の舞台は夏のニューヨーク。
アフロなリズムパターンに乗って、怪しげなベースライン、ギターの合いの手がリフレインする。
この感じから察すると、恐らく猥雑な夜の街であろう。
<彼女はちょっとの間踊りたいだけ>
<彼女はアレを突き出す オレはソレを掴む めっちゃいいぜ>
などという、不健康なお楽しみの歌。
楽しげなのにダルそう、というこの感じが現在のカルチャーの反映っぽいなあと感じる。
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