Jarreau Vandelはオランダ・アムステルダム出身のDJ。
プロデュースするのはあくまでダンスを主眼に置いた楽曲だったが、徐々に歌にも比重をかけるようになってきた。
このBad Shitもそちら寄りの楽曲といえる。クラブミュージックというよりもネオソウルといったほうが近いだろう。
2020年7月に発表したEP、Suburb Superhero: The Villain Withinに収録。
これまたすごいタイトルである。ファーストEPだったSuburb Superhero(郊外のスーパーヒーロー)の拡大版にあたるのが本作だが、悪役も含んでしまっている。
オランダのクラブシーンで成功した彼はその後世界を飛び回るようになり、多忙を極めた。
どうやらそれが心身に悪影響を及ぼしたらしく、そんな側面を思い切ってEPのタイトルにも付けてしまったようだ。
わけてもBad Shitが負の部分にフォーカスした曲で、特に酒に溺れた状況を思い起こさせるような歌詞である。リリックビデオにも、明らかに酒瓶と思われるのが転がっている。
<クソみたいな気分になったとき いつも君のことを考えてしまう>
もちろん本人はシンガーではないからつど歌手をフィーチャーしているわけであるが、歌手の名前をクレジットすることは少ないようだ。
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