あまりにもアーティスト名が長すぎて「結局誰の歌なの」という感じであるが、制作の中心となったのは二組のDJデュオである。
一組目はベルギー出身の兄弟デュオ、Dimitri Vegas&Like Mike(ディミトリ・ベガス&ライク・マイク)。かつてEDMファンによる投票で人気DJ一位の座に輝いたこともある。
そしてもう一組がオランダ出身のAfro Bros(アフロ・ブロス)。ハウス系のEDMを中心に活動している。こちらも親戚同士であるらしい。
この楽曲には、ラテンポップ界のセクシー担当Sebastian Yatra(セバスチャン・ヤトラ)がメインシンガーとして迎えられた。
セクシー担当というか、シャツを脱ぎがち。このMVでも安定の露出である。
これに、さらに2名の歌手がフィーチャーという形で登場するので非常にややこしい。
一人目のCamiloはコロンビアのプロデューサー・シンガーソングライター。
ベネズエラの人気レゲトンデュオMau y Rickyの義理の弟でもあり、ラテン音楽界で近年かなり目立っている印象。
もう一人、Emiliaはアルゼンチン出身のシンガー・ソングライター。
「若くて可愛い女の子」担当かと思いきや、音楽的な出自はなかなか渋い。Rombaiというクンビア・ポップ系のバンドで活動し、脱退後ソロに転向して現在に至る。
そんなカオスなメンバーでお送りする本楽曲、ちょいとインドっぽい怪しげなイントロが耳に残る。何でも「Boom shakalaka」という言葉はインドにおける「合いの手」らしい。
まぁ細かいことは気にせず、頭をカラッポにして聴けばOKという感じがグッドなのである。
Dimitri&Mike兄弟とAfro Brosは、2019年7月にも『Instagram』という楽曲を共同で発表した。『Boomshakalaka』もその流れの一環か。
この楽曲にもDavid Guetta, Daddy Yankee, Natti Natashaというラテンポップ界の大御所が参加している。
EDM界でもラテンというのは無視できない存在なのか。ちなみにDimitri Vegasはスペイン語にも堪能であるらしい。
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