イギリス人R&BシンガーFKA twigs（エフケーエー・ツイッグス）、2枚目のアルバム『MAGDALENE』（2019）からの一曲。
この歌声の持ち主でありながらダンサーでもあり、MV全編を通じ自身もコンテンポラリーダンスを披露している。
アートやテクノロジーなども広く取り込んだパフォーマンスが特徴で、その活動は「アーティスト」と呼ぶのに相応しいだろう。
タイトルはずばり「聖地」。痛みや苦しみといったものを乗り越えた先にある、安住の地を示すようである。
不規則なパルス音から始まる冒頭はミニマルミュージックのようでもある。
いよーっポン！や銅鑼の音に顕著であるが、コーラスやMVも含め全体的にオリエンタルな雰囲気が漂う。東洋的なものに聖地を見出しているのであろうか。
フィーチャーされるのはアメリカのヒップホップ界を代表するラッパーのひとりFuture。この他Skrillexなどの大物アーテイストも本楽曲の制作に携わっていることが判明している。
この曲のFKA twigsは赤と青のオッドアイを持つ人物を演じている。『MAGDALENE』はアルバム全体を通じて目をひとつの象徴としているようだ。
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