これまでに何度もグラミー賞の栄誉に浴している英国のプロデューサーMark Ronson(マーク・ロンソン)。
のみならず、2018年の『アリー/スター誕生』でLady GaGaと共作した『Shallow』ではゴールデングローブ歌曲賞、アカデミー賞歌曲賞をも得た。
40代前半にして全てを手に入れたといっても過言ではないマーク・ロンソンだが、仕事のスピードを緩めるつもりはないらしい。
2019年6月に5作目となるスタジオ・アルバム『Late Night Feelings』を発表。
収録されるシングルの一つとして先行でMVが公開されたこちらは、アルバムと同名のタイトルを持つチルな一曲である。
歌を吹き込んだのはスウェーデンのインディーポップシンガーLykke Li(リッケ・リー)。
リバーブをきかせまくり、睡眠に入る直前のあの感じ…現実と夢の境をたゆたうようなフワフワした感覚に陥る。
スティール・パン的な金属音がクール。
個人的にマーク・ロンソンは見た目もすごく格好良いと思っていて、ファッション誌の表紙を飾ってもサマになっていると感じる。
本人もそれを自覚しているのか「プロデューサー」でありながらけっこうMVに登場するのである。
ディレクターの要請なのか、本人が出たがりなのか…
まぁ自身名義のプロモーションビデオなので当然と言えば当然なのだが、覆面アーティストも多い昨今においては露出に抵抗がないタイプであることは確かだろう。
で、この曲のMVにも登場しているわけだが。
世界観はリッケ・リーがスター・ミュージシャンに恋い焦がれて妄想に陥るという設定だろうか。まぁ夥しい数のご自身の写真が飾られている。
リッケが赤いカーペットに沈むシーンは『トレインスポッティング』(1996)っぽくて好きな場面。
ちなみにテレビのシーンは70年代にインスパイアされて作られたそう。
マーク・ロンソンには何となく変なスキャンダルに巻き込まれる心配がなさそうという妙な安定感があり、遠くない将来に"Sir" Mark Ronsonを拝める日が来そうである。
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