ロンドンのソウル・R&BシンガーSamm Henshaw(サム・ヘンショウ)。
ゴスペル全開。黒人コミュニティにおける教会でのミサというのは社交場であり、エンターテインメントであり、色々な意味でストレス発散の機会なのである。
<ママには教会に行きなさいって言われてた><朝よ、起きて 起きて教会に行くのよ>
不思議なことに、多くのキリスト教信仰の国に置いて母親が特に熱心な信者であるという傾向があるらしい。
ちなみにヘンショウの父親は聖職者である。
<パパには男になれって言われてた><サインすればお前は守られる 私の教会は休まない>
何やら色々伝えているようだが、内容に比喩が含まれすぎて意味はよく分からない。
ちなみにこの後<あんたが祝福を受けるとき 教会は10%を求めてくるよ>と現実的な話をしてくるお婆さんも登場するのが笑える。
孫悟空よろしく金斗雲で参上するのがHenshaw本人。隕石に乗って墜落してくるのがゲストラッパーのEARTHGANGである。
この辺り、「天国か地獄かと聞かれたら、オレはシートベルトをして火星に行くぜ」という歌詞に対応していると思われる。
EARTHGANGは2019年にレコードデビューを果たしたばかりのアトランタ出身のヒップホップデュオだが、見た目のレゲエみが強い。
実際に彼らが登場すると曲調もちょっとレゲエなリラックステイストを帯びる。
まとめると全体的によく分からない内容なのだが、とりあえず「信じる者は救われる」的なことを言いたいようである。
ま、ヘンショウは父親の教会でも歌っているようなので、あまり罰当たりなことを歌っているとは考えにくい。
本楽曲はトヨタ・カローラツーリングのCMに採用されている。火星へのドライブの際はきちんとシートベルトを締めよう。
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