DJDD's FANTASTIC TUBE SHOW

クソDDのライト音楽ヲタが"make my day"な曲を好き放題語る

あなたのいる家へ帰ろう【Home/Bruno Major】(2017)

Bruno Majorはロンドン近郊のノーサンプトン生まれのシンガー・ソングライター。弟のDot MajorはLondon Grammerというバンドのキーボード弾き。

独特の憂いを帯びた声とトラックが、同じくイギリスのシンガー・ソングライターであるSam Smith(サム・スミス) に近いとの声もあり、実際2018年Sam Smithのツアーに同行したことで一挙に名を知られることとなった。

『Home』は彼のデビューアルバム『A Song For Every Moon』(2018)に収録されたナンバー。

Bruno Major本人は上述のツアーまでほぼ無名に等しかったのだが、Sportifyにて自身のプレイリストにオリジナル曲をアップロードしたところ、『Easily』が一千万再生を越えるヒットを記録。

このSportifyのプロジェクト、12ヶ月にわたり毎月満月の日に新曲をアップロードしていくという試みであった。

デビューアルバム『A Song For Every Moon』にはその12曲が収録されている。タイトル意味もそういうことである。

さてこの曲、歌詞は愛と家庭について綴られている。静かな夜に暖炉の前で思い出話をしているような、切ないながら温かい雰囲気を湛えた一曲である。

影響を受けたミュージシャンにはボブ・ディランやビリー・ジョエルなどを挙げている。

"Take me home"で始まるサビ。その後にくる"don't spare the horses"というのは「早くして」という意味の熟語だそう。<急いで家に連れて帰ってよ>ということか。

<石を積み上げる必要なんかない 君がいるところならどこだって"home"なんだから>と結ばれる。

"home"の部分と、サビの終わり付近の跳躍ファルセットが心地よい。

ブリッジ部はあまり洋楽っぽくないというか、何となく日本人好みの進行ではないだろうか。

曲はこう閉じられる。

<なぜ僕はここにいるんだろうと 疑問に思っていた 何の理由も思い浮かばなかったけど 君と出会ってはっきりした 僕は君(home)を見つめるためにここにいるんだ>

これから新たな家庭を築いていく者たちにもぴったりの一曲ではなかろうか。

 

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  • Bruno Major
  • オルタナティブ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

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