好きなもの同士のコラボというのは沸き立つものだが、この2人は完全に想定外であった。
Leon BridgesもJohn Mayerもブルース畑のミュージシャンなわけで、交流があったとしても驚くに値することではない。が、2人が一緒にいる光景というのがこれまで思い浮かばなかったので、このコラボはなんだか妙に嬉しい。
さらに、この楽曲が生まれたのは2人がスタジオに入って遊んでいたときだと明かされている。「インドア派にとっての理想のデートとは」という、半ば妄想のようなところから制作を進めていったらしい。
そうやって生み出されたキーワードがinside friendだったのであろう。そして理想の自宅デートとはいかなるものか。
<君は濡れた髪のままキッチンを通り抜けてくる ヨガパンツにスウェットシャツを着て>
具体的な表現はこの程度で、あとは家でダラダラしてようよ、外に出ても悪いことばかりだよ…というような呼びかけが続く。
スローなバラードに甘いユニゾンが心地よく、さらにはMayerのソロギターも聴かせどころになっている。
残念ながら隔離下で制作された楽曲であるから、MVは別撮りのものをくっつけているだけである。2人並んで演奏する姿が拝める日もいつになることやら。
しかし自宅にいながらいろいろなシーンを撮れるというのは、やはりアメリカの大きい家ならではであろう。
You may also like...