John Mayer(ジョン・メイヤー)についてはもはや説明不要だろう。
アメリカ合衆国出身のシンガー・ソングライターにして、かのB.B.Kingにも認められたブルース・ギターの名手。2007年には米Rolling Stones誌が選ぶ「世界三大ギタリスト」に若くして名を連ねている。
そんな彼の七枚目のアルバム『The Search For Everything』からの一曲。チルなメロディとバックトラック、そして時折光るギターテクニックが心地良い。
この少し前までアメリカのフォークミュージックに振れたアプローチが続いていたが、このアルバムでブルース路線に立ち返った感がある。
タイトルの『Still Feel Like Your Man』は、別れた女性に対して<まだ君の男だという気がしている>ということだろう。
ただこのジョン・メイヤーという人は大変なプレイボーイとしても有名。数々の女優や歌手と浮名を流しているので、「君」とは一体誰のことかというのが気になるところ。
しかしこの点、本人が2014年頃に破局した歌手Katy Perry(ケイティ・ペリー)のことだとあっさり認めている。
MVの世界観は日本にインスパイアされているようだ。
ご存じの方が多かろうが、ジョン・メイヤーは大の親日家。高校時代に交換留学生として日本に住んでいたり、バークリー音楽学校時代には日本人ギタリストに師事していたりと、並々ならぬ縁がある。
そして「君」であるケイティ・ペリーの日本好きもつとに有名とあれば、やはり日本テーマで行こう!となるのは当然の流れだったのだろうか。
しかしこのMV…何か違うというか、微妙に中華趣味なのである。メイヤー本人がこの演出に納得しているのかは疑問だが、楽しそうにパンダと踊っているし、まぁいいのだろう(あまりダンスは得意でないと見える)。
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