フランスでジャズ・ファンクをやるというなかなかの変態バンドElectro Deluxe(エレクトロ・デラックス)。文字通りサウンドはエレクトロ寄りである。
James Brownがキラッキラな都会人になった感じだろうか。けれどこの曲、オーディエンスも一緒に叫べる「K!O!」は最高に泥臭い。
タイトル通り、ライブパフォーマンスもボクシングをイメージしたものとなっている。
これも何とも泥臭いのだが、その理由はバンド唯一のアメリカ人ボーカル、James Copley(ジェームス・コプリー)にある。
このバンドのグルーヴ感と「南部っぽさ」は、もはや彼の存在に拠って立つものといって差し支えないだろう。
そんな中でビリビリのシンセがベースギターよろしく主張してくるのがたまらない。このバンド、珍しくキーボーディストがリーダーなのである。
バンドのスタンスとしては音源よりもライブ活動に注力しているようで、アルバムのPRやMVの制作にはあまり熱心でない印象。
代わりにライブ映像は多数YouTube上にアップされていて、彼らの実力と現場の空気をそのまま味わえる。
このNatura'Liveという企画も、謎に水上でライブをやってしまうという企画名通りのものすごさ。
ラスト、「Electro Deluxe, Natura'Live」からのホーンのロングトーンによる幕切れ、そして「K.O.」という一連の流れがかっちょいい。
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